慢性腎不全になると口内炎が起き、食べられなくなる

慢性腎不全になると食べられなくなることが命取り

猫が慢性腎不全になると、入院や通院で5万円~10万円の治療費が発生します。さらに、症状が進めば口内炎が起き、何も食べられない状態になることも多いです。この時に、強制給餌を行うことは少しでも長生きしてもらうための手段の一つになります。食べない状態が続けば、衰弱する一方で、当然死期を早めることになります。

ジジ
シニア猫にとって、怖い病気の一つが慢性腎不全なんだよ。腎臓の機能が落ちて行って老廃物を出せなくなってしまうから、毒素がどんどん蓄積して吐き気や嘔吐を繰り返すこともあるんだ。

慢性腎不全の初期症状とは

多飲多尿の症状が最も代表的な初期症状

シニア猫が慢性腎不全になり始める最初の兆候は、多飲多尿の症状です。いつもより水を飲む量が増えて大量の尿を出すようになると、水分の再吸収をする腎臓の機能が壊れ始めていることの表れです。そして進行すると水を飲む量以上の水分が失われます。水分の再吸収ができないから、余分に水分が出て行ってしまうのです。この段階に来ると猫は深刻な脱水症状を引き起こします。ここまできて、ようやく異変に気付く飼い主も多いです。

シニア猫
頻繁に吐くとか、気持ち悪そうな様子が見えたら要注意。慢性腎不全が進行して、毒素がたまって気持ち悪くなった結果かもしれないよ。

そのまま何もせずにいると、慢性腎不全は進行するばかりです。最後には元気も食欲もなくなり、死亡することにもなります。できるだけ早い段階で発見することで、慢性腎不全にかかってもできる治療法はいくつかあります。慢性腎不全の早期発見のためにも、シニア猫の飲み水の量と尿量の増加には注意するようにしましょう。

猫が腎不全になると口内炎も併発しやすい理由

猫の慢性腎不全と口内炎はよく同時に起こる

猫の慢性腎不全の治療中に、口内炎ができて困ったというケースはとても多いです。口内炎は口の中の環境を清潔にできていれば防げる可能性が高い病気です。しかし、体の中の異常が原因で起こる口内炎もあります。

慢性腎不全が進行すると解毒できないアンモニアが口の中からも出てくるようになることが口腔内環境を悪化させてしまいます。口腔内の粘膜がアンモニアによって傷つくことで口内炎ができたり、ポリープができたりすることもあります。

ジジ
シニア猫の口臭のチェックをしてみて、アンモニア臭がひどければそれは慢性腎不全がかなり進行している可能性があるよ。

シニア猫の慢性腎不全には水分補給が重要

シニア猫の慢性腎不全の治療の一つ、水分補給

シニア猫の慢性腎不全の治療方針として、とにかく水分を摂ることは推奨されます。

脱水を補うための補液をしても、さらに水分を食事からもとることが慢性腎不全の進行を遅らせるのに有効です。できる限り、食事療法食を食べさせるべきですが、食べてくれないや食欲不振の猫に対してでもできる治療法は、今は増えています。

シニア猫
食事療法食と補液、水分補給、適切な薬の投与が慢性腎不全の主な治療法。もしも、療法食を食べるのを嫌がる場合でも毒素の吸着剤や腎臓に直接作用する薬もあるよ。慢性腎不全の最新治療薬について詳しくはこちら
無添加・ノーグレインがいつでも猫にいいわけじゃない

徹底したノーグレインキャットフードは、タンパク質、リン、ナトリウム、といった成分がどうしても多くなりがちです。腎臓の機能が衰えがちなシニア猫には30~31%程度のタンパク質を含むキャットフードのほうが無難です。しかし、その他のリン、ナトリウムといった成分が多すぎても良くありません。普段から購入するキャットフードの成分値も気にするようにしておきましょう。無添加、ノーグレインだったら何でもよいわけではありませんので、自分の猫の体調にあったキャットフードを選ぶようにしましょう。

一度慢性腎不全の診断を受けた猫が食べられるキャットフードは、タンパク質24%以下の療法食が標準です。低タンパク質のうえに塩分も控えめなので食いつきも悪く、食べてくれないケースが多いので飼い主も悩むところです。

ウェットキャットフードのZIWIピークのような、猫の慢性腎不全に与えることを獣医師が推奨しているものもあります。(これについてはZIWIピークのホームページにも解説があります。)様々な選択肢があるので、獣医師とも相談しながらできるだけ良キャットフードを食べてさせてあげたいところです。

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