原因不明の腎臓の病気、腎周囲偽嚢胞症とは

腎臓の周囲に水がたまり、おなかが膨らむ病気

腎臓の周りを覆っている膜と腎臓の間の部分に液体がたまっていき、行き場をなくした水に圧迫されて猫が元気や食欲をなくしてしまうのが、腎周囲偽嚢胞症です。たまってしまう水の成分は血液、尿、または血液に近い成分を持つ液体です。原因の特定は困難な場合がほとんどですが、多くは慢性腎不全間質性腎炎を起こしている傾向があります。

ベンガル
腎臓の周りに水が溜まっていくと、お腹が膨らんでくるのがわかるよ。触ってみたらいつもより膨らんで水風船みたいになってると思ったらこの腎周囲偽嚢胞症の恐れがあるよ。

血管やリンパ管の浸透圧の異常が原因

腎臓病を持つ猫に多い腎周囲偽嚢胞症の原因

インターネットで公開されている論文を見てみると、腎臓の病気によって血管やリンパ管に問題が起きたことが原因と考えられるそうです。

血管内の圧力が高くなりすぎたり、血中タンパク質濃度の低下によって浸透圧が下がってしまうこと、感染症で炎症が起きて血管が傷つくなどが原因で胸水がたまってしまう仕組みと似ているところがありそうです。

ジジ
猫の腎周囲偽嚢胞は繰り返し起こるから、たまってくるたびに
針で刺して抜くという治療を何度も繰り返すことになるんだよ。
シニア猫
若くて心臓に問題がない猫なら、手術をして被膜を取ってしまうというのが
治療法なんだけど。シニア猫で心臓が弱い猫にこの病気が起きてしまったら大変。
手術の麻酔で死んでしまうのが怖いよ。

腎不全と併発しやすい病気は他にも

腎臓の病気と併発して起こりやすいのが甲状腺機能亢進症

シニア猫に最近急増している甲状腺機能亢進症にかかってしまった猫は、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって腎臓への血流量が増加します。そのため、血液検査で数値はよかった腎臓が、薬での治療をすると数値が悪くなり、腎臓病を併発してしまうということもあります。

腎周囲偽嚢胞症甲状腺機能亢進症併発する猫もいます。その関連性についても明確なことが言えません。

シニア猫にとって腎臓の健康障害は大きな問題で、腎臓や甲状腺の異常についてはよく観察と予防に努める必要があります。

シニア猫
シニア猫になると、どれだけキャットフードに気を遣えていたかの結果が問われているともいえるよ。
腎臓病や、甲状腺機能亢進症は猫には非常に多い病気。
若いころからキャットフードの品質にこだわっていれば・・
ジジ
甲状腺機能亢進症や腎臓病の治療は長い時間とお金が必要。体のあちこちに水がたまりやすくなったり、嘔吐や食欲減退も症状が進行すると出てくる問題。
このようなことにならないように、できるだけ良い品質のキャットフードを与えてあげたいところだね。

腎臓と甲状腺の健康を守るキャットフードの特徴

腎臓と甲状腺の健康をシニア猫になっても維持するために

まず、腎臓への負担をできるだけ軽くするために水分の豊富な総合栄養食のウェットフードを与えるのがお勧めです。ドライフードだけの猫よりも、腎臓病の発症率が低いです。

ドライフードを与える場合でも、タンパク質量は30%程度が理想。魚よりも肉を中心に食べさせることが尿結石を防ぎ、腎臓病にもなりにくくします。

そして、魚よりも肉を食べること甲状腺の健康維持にもつながります。

肉には魚よりもヨウ素があまり含まれていません。日本の猫にヨウ素の過剰摂取が主な原因で起こる甲状腺機能亢進症が多いのは、マグロやカツオの缶詰の食べすぎに一因がありそうです。

シニア猫
水も、ドライフードだけを与えていると飲みすぎに気付かないこともあるよ。
水をどれだけ飲んでいるのか確認できるメモリ付きの水飲み容器も便利。
ジジ
猫は水を飲まないといけないけど、飼い主が心配のあまり飲ませすぎたりするのも要注意。尿量が増えてそれが腎臓の負担になることもあるよ。

シニア猫になっても健康を維持するためのおすすめキャットフード

ZIWIピーク
柔らかくてスープも多く、ほぐれやすい鹿肉がおいしいです。甲状腺機能亢進症が気になる猫にもお勧めできる、缶詰の内側の塗装(ビスフェノールA)も不使用の完全オーガニックフードです。
シニア猫
シニア猫でも食べやすい7ミリサイズの小粒タイプのドライフード。白身魚の香りが優しい感じ。タンパク質量も30%で、主原料が白身魚ってところがいいね。良質なタンパク源で、猫も好みの子が多いんだよ。
レガリエ
新鮮な生の鶏肉、牛肉、金沢港の旬の魚を主原料にしているから時期によって旬の魚も変わります。栄養の偏りもなく、ベストバランスで嗜好性も良いところが評判を呼んでいます。国産で唯一の無添加・ノーグレインキャットフードです。タンパク質量も31%程度なので腎臓病を気にするシニア猫にもお勧めです。
シニア猫の健康を維持するためには良質なタンパク質が重要

シニア猫になっても健康な腎臓や甲状腺を維持するためには、添加物の多いキャットフードや、穀物の多くて品質も不透明な安いキャットフードを与えることだけは避けなければいけません。そういった安いキャットフードは、言い換えるならジャンクフードです。

シニア猫にも、腎臓の病気さえなければタンパク質は重要です。良質な動物性のタンパク質を豊富に含み、有害な成分を含まない無添加キャットフードを選んであげることが健康的な一生を送ってもらうために欠かせないことです。

節約のためにと言って安いキャットフードを一時期でも与えてしまうと、シニア猫には致命的になってしまうこともあるほどです。目先の節約よりも、長期的な目線でキャットフードを選ぶ必要があります。

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