シニア猫のキャットフードを選ぶときの考え方

シニア猫のキャットフードはタンパク質と水分に気を使うべき

シニア猫は腎臓の機能が衰えがち

シニア猫用のキャットフードとして市販されているもののほとんどはタンパク質制限を推奨しています。理由は、あまりにも多すぎるタンパク質を処理できる健康な腎臓を維持できるシニア猫は少ないからです。

シニア猫も15歳を超えて長生きすればするほど、腎臓やその他内臓は確実に疲弊していきます。それを考えれば、慢性腎不全などにはなっていなかったとしてもあまりに高いタンパク質は腎臓に負担をかけることは必至です。

だから、

シニア猫に与えるキャットフードは平均的にはタンパク質30%~32%までが標準です。

慢性腎不全になるのはタンパク質が悪いからではない

水分不足が一因と言われています

猫が慢性腎不全になる原因は、タンパク質の過剰摂取が一番にあるのではありません。腎臓の機能が徐々に衰えた結果、タンパク質を処理できなくなった慢性腎不全の猫はタンパク質の過剰摂取は禁止されています。しかし、そうではない健康な猫であれば筋肉を維持するためにもタンパク質は必要です。

慢性腎不全になる原因については正確なことはまだ医学会でもわかっていないそうですが、一つの要因として水分不足があげられるそうです。ですから、予防としてタンパク質を制限することと慢性腎不全の予防とは関連性が希薄です。

まだ明確な予防法がわかっていないのが猫の慢性腎不全なので、とにかく水分を摂取することに気を付けること以外に飼い主にできることはありません。

7歳を超えたシニア猫のために選びたいキャットフードの特徴

シニア猫の腎臓・肝臓に負担をかけない無添加キャットフード

市販の安いキャットフードには添加物4Dミート、猫が消化に苦しむコーンのような穀類肉類よりも多く使用していることや、猫の鼓腸症の原因にもなる大豆の多用などの問題点が山積みです。そういった食材や添加物は、確実に猫の腎臓や肝臓に大きな負担をかけます。その年月の蓄積が、7歳を超えたシニア猫になってから徐々に出てくるということもあります。

シニア猫代表・ジジ
できるだけ消化にも優しくて、あとで嘔吐したりしないようなキャットフードを与えてほしいな。シニア猫も18歳にもなってくるとちょっと消化に悪かったり時間がかかるってだけで吐くことがあるんだ。
猫は吐く生き物って言われてるけど、かなりしんどい。

シニア猫はとにかく吐きやすくなる

うちのジジは18歳になってからよく吐くようになりました

長年無添加キャットフードで生きてきたジジも、18歳になってからキャットフードを食べた量が多かったときマグロ系の無添加の缶詰を食べたときとかは吐いてしまうようになりました。消化に時間がかかって、ちょっとだけ未消化のものを吐いてしまうという感じです。

そのあとはケロッとしていて次のキャットフードは吐かずに食べてくれるので問題のない嘔吐だとは思っています。

この経験から、シニア猫にはキャットフードを一度にたくさん与えないことと、吐きやすい食材、消化しにくい食材をメインにしているものは与えないことが重要ということが言えます。吐きやすい食材は猫によって違いますし、相性が悪い食材もあります。無添加を選んだことで吐いたのではなく、食材との相性が悪かったことに原因があります。

シニア猫に与えるキャットフードを選ぶ基準 まとめ

無添加・グレインフリーキャットフードよりも消化にやさしいものはない
  • 無添加・グレインフリーキャットフードは猫の胃腸の構造を考えればもっとも消化吸収しやすいキャットフードです。シニア猫にとっては消化吸収の良さを一番に考えてあげましょう。
  • 添加物、つまり合成着色料や保存料、メイン食材の品質などに疑問を持ってしまうキャットフードはシニア猫にはとりわけ大きな負担。腎臓や肝臓の健康を維持するには、余計な負荷をかけないことが重要。
  • タンパク質は30%~32%程度のものが獣医師も推奨するシニア猫にとって必要かつ、負担が軽いタンパク質量
  • 脂質は運動量が低下しがちなシニア猫の場合は低いほうがいい。肥満は万病のもとです。食べてくれるのなら15%程度が理想
  • タンパク質30%前後、脂質15~16%程度の栄養バランスのキャットフードはシニア猫には最適です。

あとは、猫の好みの食材を使用しているとか、実際にしばらく試してみて食べてくれるかどうかで選ぶと良いです。まずは、お試しをしてみることが第一歩です。

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無添加キャットフードの値段は市販のキャットフードよりは高いけれど

無添加キャットフードを選ぶことを悪いことのように言う人がいます。なぜ、品質の低いキャットフードを妥協して、猫に申し訳ないと思いながら与えなければならないのでしょうか。無添加キャットフード1.5キロでもたかだか3000円~4000円です。月額8万円もいかないようなアルバイトだって負担に思うことなく支払い続けられる値段です。それを高いっていう感覚そのものに大きな疑問を感じざるを得ません。

外食に行ったら平気でそれ以上の金額を使いませんか?

服を買いに行ったら数万円は使いませんか?

それに比べての3000円です。なぜ高いと思うのでしょうか。価格破壊的に安いスーパーのキャットフードの値段と対比させてはいけません。品質に目を向けなければいけないのがキャットフードです。

贅沢は確かに良くないですが、必要最低限の安全な食べ物を猫に食べさせるって贅沢でも何でもありません粗悪な品質で人が食べられないような4Dミートを使用していたり、人間には使用禁止されているような酸化防止剤を少量なら平気とばかりに使用しているなど、日本のキャットフードに対する考え方には全く納得できません

日本では犬も猫も法的には器物扱いです。損壊しても器物損壊罪です。その冷たい法律が示す通り、ペットフードに対する安全性に対する法律も、家畜よりも基準が低いのです。ペットを本当の意味で家族と考え、対等に扱う海外とは考え方の根底が違っています

だから、国産キャットフードよりも海外産のキャットフードのほうがあまりよくない原材料や添加物を使用していない傾向が強いのです。

日本では食事療法食動物病院に勧められる際に、添加物を気にするのがおかしいなんて怒られたりもします。4Dミート?気にしなくていいよ!いいから言うことを聞け!とばかりに不快感をあらわにする獣医師だっています。

それなら気にしたくなるような原材料を使わずに、食事療法食を作ってくださいよって言いたいです。

海外では、例えばBLUEというメーカーの無添加キャットフードから泌尿器系食事療法食動物病院で取り扱われています。もしかしたら、問い合わせれば日本の動物病院の中にも取り扱っているところは今ならあるかもしれません。

最近になってからようやく、獣医師の間でもキャットフードの添加物と泌尿器疾患の関連性について考えるようになっています。国産キャットフードの多くは、今でも穀類が主原料のトップです。添加物だけではなく、この栄養バランスも猫に大きな負担をかけています。

海外とは大きく違うペットに対する考え方、日本は改めるべきです。